

私の好きなバンドの一つであるKula Shakerの新しいアルバムが出たので、それを今聴きながら文章を書いています。一時期車の中で2ndアルバムを取り憑かれたように聴いていた時期があった。そんな私の祈りが通じたのか2006年に再結成したときは、奇跡がおきたと思ったものだ。でも、そのときの曲のあまりにも息も絶え絶えなボーカルに、思わず、クリスピアンお願い、肉を食べて・・・と私はまた祈ったものだった。その次のアルバムではだいぶ復活していて安心したんだけど・・ボーカルのクリスピアン・ミルズは、イギリス人なのに、仏教徒でビーガン(菜食主義)なのだ。そして今、イギリスのバースに住んでいる。バースはBath(風呂)の語源になった街で、街全体が世界遺産になっている、とてもスピリチュアルな場所なのだそうだ。世界遺産の街に住めるのはとてもうらやましい。日本は街とスピリチュアルな場所が分離している感じがするので。スピリチュアルというとなんか漠然としていて、よくわからないけど、とにかく世の中があまりに即物的過ぎると人の心は確実にすさむ。大人はある程度はそれでも耐えられるけど、子どもは本当にそれでは耐えられないと思う。クリスピアンもお金持ちの家に生まれているけど、小さい頃に父親に捨てられたりしているので、いろいろと精神的な空洞を抱えている人なんだろうなーとは思う。というわけで今回のアルバムは癒し系というか、すごく優しい感じに仕上がっていますよ。子どもが生まれたのが大きいのかな・・イギリス国内ではもうあんまり人気ないみたいだけど、なぜか日本と、カリフォルニアでだけいまだに人気があるKula Shakerを同世代ということもあるし、見守りたいと思います。 雑誌TONEの8月号にクリスピアンのロングインタビューが載っていたので、1200円は高い、と思いながらも買って良かったです。自分と同世代の人が、色々まじめに考えているのを読むのは個人的に励みになるので。


