中公新書の「台湾」を昨日やっと読んでしまった。
大航海時代にポルトガルに発見されてから、現在までの、歴史が、一冊にまとめてあります。
オランダに支配され、清に支配され、日清戦争のどさくさの中で、日本から武力制圧され、植民地化され、日本の敗戦ののちは中国国民党の支配を受け、90年代以降はさまざまな要因が重なって、急速に民主化が進み、現在に至る。
日本も、大学まで作って教育に力をいれてその後の近代化の礎を作ったとはいえ、沢山の台湾人を殺して、恐ろしいことをしたんだな、とか、それにもまして国民党の強権政治がいかに恐ろしいものだったか、とか(日本が50年間の支配の間に殺した人数と同じ位の人数の台湾人を国民党はわずか一ヶ月半で殺戮している)、台湾の民主化にアメリカからの圧力が大きな役割を果たしたこととか、(それだけで、レーガンっていい人だ、と思ってしまった)いろいろ、波乱万丈すぎて、なかなか90年代以降の民主化の過程までたどり着かないほど、読み応えがありました。
高校時代に世界史を取った人は少しはこういった現代史の知識があるのかも知れませんが、私は、日本史と倫理政経だったので、まったくこの辺の現代史・世界史がブラックボックス状態なのです。
去年の9月に台湾に行ったときは二二八和平公園で台湾リスたちが飛び跳ねているところを無邪気に楽しみましたが、歴史を勉強した後では、また違う風景に見えるから不思議です。歴史を知らずとも、旅行は楽しいものだけど、歴史や文化について学べば、なお楽しい、と思います。そのほかにもいろんなことを考えさせられましたが、これぐらいに。そういえば、昨日は偶然にも台湾民主化の父、李登輝さんが来日していて靖国神社を参拝されてました。(李登輝のお兄さんが靖国神社に祭られているため)本当にそれは偶然だけど。

